カクトク活用事例インタビュー。今回はアカデミー制度の活用事例をご紹介します。アカデミー制度とは、法人格を持ち営業代行会社として活動するkakutoku登録者の方に、フリーランスの営業職として登録している若手の方や独立して間もない方をご紹介する制度です。紹介された方は案件を経験しつつフリーランスとしての稼働の仕方を学ぶことができ、受け入れ側の営業代行会社は彼らのキャリアアップを応援しつつ稼働人員を増やしていくことができます。
今回お話を伺った方
谷口 武さん
新卒で10年間東証一部上場企業(繊維)に勤務したのち、年商約500憶の総合人材会社と東証一部上場企業(個別進学塾)で各5年間従事、異業界を営業職として渡り歩いてきました。セールス活動のほか、マーケティング業務や人材統括・新人教育などのマネジメント業務も担当しました。Eメールを活用した営業手法を積極的に取り入れています。アポイントメント獲得からクロージングまで営業フェーズを通貫で対応可能です。フリーランスの営業として活動したのち、2019年2月に株式会社プロブレインを立ち上げ、現在は代表取締役として活躍しています。
後藤 魁斗さん
日本大学卒業後、学生サッカーのコーチをしています。コーチ業を生活の中心に置くためアルバイト生活を決断しますが、時間の使い方に悩み新しいキャリアを模索した結果、カクトクを見つけ登録しました。営業職としての経験や実績がなかったためカクトクに相談した結果、アカデミー制度を活用して株式会社プロブレインと業務委託契約を締結し、業務に当たっています。2020年に仲間たちとともにサッカースクールを立ち上げる準備をしています。
kakutokuアカデミー制度とは?
営業フリーランスの育成制度です。営業の経験を積みたい若手の登録者や、独立間もないフリーランスとしての動き方の分からない登録者を、法人格を持っている登録者につなぎます。受け入れ側は彼らのキャリアアップやスキルアップを応援しつつ稼働人員を増やすことができます。紹介された側は営業スキルやフリーランスとしての動き方をプロのフリーランス営業職の方から学ぶことができるほか、プロの方と一緒に動くことで案件が終了した後も次の仕事をもらうことができ、独立したての収入の不安定さをカバーすることができます。
この制度は、「カクトクに登録したものの、フリーランスとしての稼働の経験がないため、どう活用していいか分からない」というユーザーの声から生まれました。フリーランスの営業職として活躍できる人材を増やし、フリーランス営業職のエコシステムを確立することを目的とした取り組みです。
アカデミー制度を利用しようと思ったきっかけはなんでしょうか
「制度の存在はkakutokuのカスタマーサクセスの方から教えてもらいました。独立したい人にとってすごくいい制度だと思いました。カクトクさんからつないでいただける方なら安心だと思いましたので、いい方がいらっしゃれば受け入れようと思いました」
後藤さんはいかがですか?
「実績の無さからご相談した時に紹介していただきました。自分にとって何もないところからサポートしてもらえて、ありがたい制度だと感じました。制度自体は存じませんでしたが、これしかないという感じで利用させていただく運びとなりました」
実績がないということですが、これまではどういったことをされていたのでしょうか
「サッカーの指導者をしながらアルバイトをする生活をしていましたが、その時間の使い方に悩んでいたんです。サッカーの指導者をやりたいのにお金が無い。バイトをする。時間も無くなる。本末転倒でした。それを変えるために一歩踏み出したいと思っていました。それで”営業 フリーランス”と検索して、カクトクを見つけて登録しました」
数ある仕事の中から営業を選んだのはどうしてでしょうか?
「営業はこれからも人がやる仕事で、将来的にも無くなる職種ではないだろうと思いました。
ただ、営業としての経験や実績がなく、kakutokuを使い始めた際にプロフィール欄に書けることが無かったんです。でもこのまま終わるのはもったいないと思い、問い合わせフォームから相談を送りました。すぐに返信をいただいて谷口さんをご紹介いただいたんです」
谷口さんが受け入れを決めた理由は何でしょうか
「引き受けていた案件数が多くそれをひとりでやっていて人手が欲しかったので、すぐ連絡をしたんです。彼のプロフィールは聞いていませんでしたが、カクトクのカスタマーサクセスの方から”面接したらすごく良さそうな人でした。スポーツもやっているし根性もありそうで、オススメです”と言われたのです。カクトクさんからのオススメなら安心だと思いました。
テレビチャットで面談をしました。スキルや過去に何をやっていたかよりも、人柄を見ました。真面目に仕事をやるか、結果が出なくてもきちんと取り組めるか。面談した限りではその条件は満たしていると思いましたので、受け入れることにしました」
現在の稼働について教えてください
「今は1案件専任で業務に当たっています。在宅でのテレアポがメインの業務で、アポは取れているのですが契約には至っていないです。現状、まだまだ実力が足りないと感じています。
週2日~4日、架電をしています。案件の性質上、1時間で10件程度のコールをする形になります。別の案件をやっていた頃は1時間に30~40件かけていたので、1時間当たりのコール数としては少なくなりましたが、架電先のお客様と会話のキャッチボールができるようになって、顧客が興味を持てる話題を提供できるようになったのかなと、自分の成長を感じる瞬間があります」
アカデミー制度がなくても同じくらい活躍できたでしょうか?
「絶対にできなかったと思います。そもそも未経験の営業マンに仕事をくれる企業がないと思いますので、活躍以前に仕事がなかったと思います。そこを拾ってもらえたのは本当にありがたいです。
今はアカデミー制度に本当に満足しています。未経験の人間を1からサポートしていただけてある程度の生活の保証もあるので、どんどんトライアンドエラーを繰り返せていて、成長できる環境です」
後藤さんの稼働の状況に対して、谷口さんはどう感じていますか?
「日々成長していると感じます。アカデミー制度以外にも派遣会社を使って人を起用したりすることがありますが、それぞれに対する考え方が自分のなかで違っています。派遣の人員は即戦力として入れているので、育てるという意識がありません。結果がすべてと思ってみています。後藤さんはまだ20代前半で、育成という部分も含めて結果以外も見ていますが、それなりに成果を挙げてくれていると感じています」
アカデミー制度のいいところについてお聞きします
「まずは一緒に働いてくれる人材の確保が容易にできるところです。人材確保には苦労しています。人がいてくれれば稼働の幅を広げられるので、人手は大事だなと感じています。
また、育成スキルが身に着くというのもいいところのひとつです。アカデミー制度で繋いでいただいた方とは業務委託契約を結びます。弊社で雇用するわけではありません。そのため、仕事を通じてその人の目標やなりたいイメージを達成するお手伝いを自分がし、その稼働を通じて弊社が目指す成果をあげていただく関係と捉えて一緒に活動しています」
後藤さんはどう感じていらっしゃいますか?
「少し観点の違う回答になるかもしれませんが、谷口さんと仕事ができるようになったことですね。今すぐできないことはやっていただき、すぐにできそうな仕事を振っていただいてます。徐々にできることが増えていて、成長を実感できます。
また仕事において年齢は関係なくフラットなコミュニケーションができ取り組みやすいです。アカデミー制度を通じて既にフリーランスとして実績のある人に学ぶことができれば、新入社員として会社員にならなくてもスキルをつけていく生き方ができると思いました。この制度が広まると、自分のようにやりたいことをしながら仕事のスキルもつけてキャリアを築いていくことができるのでは、ということを若手の人に伝えていきたいです」
どういう人がアカデミー制度を利用するとメリットがあるでしょうか
「やりたいことをやりながら時間をバランスよく保っていきたい人じゃないかと思います。
描いていた自分の生活スタイルに近づくことができました。サポート体制、働き方、ライフスタイル、成長。様々な面で自分の描いていた形に近いものが実現できています。仕事面に関しては意欲を持って取り組めるサポートをしてもらっています。ゼロからのスタートでここまでできたのはアカデミー制度を通して谷口さんにお世話になったからです。
kakutokuへの登録やアカデミー制度への応募を迷っているなら、まずやってみるべきだと思います。合う合わないは人それぞれあると思うので考えるよりまず行動してみた方がいいのではないでしょうか」