営業職が独立しても失敗しないために、知っておきたい10のこと

営業職が独立しても失敗しないために、知っておきたい10のこと
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「営業職として独立してもっと稼いでみたい!」という思いを抱えるトップセールスパーソンは多くいます。ただ、独立しても成功できるかは不安なものです。そこで、独立しても成功する営業職になるためにチェックすべきことを、先輩営業職に聞いてみました。

監修:平野 雄一(ひらの ゆういち)さん
平野コンサルティングオフィス代表。営業職向けのコンサルティング事業を行っています。主なクライアントは外資系の生命保険会社のハイクラス営業職の方々。MDRT会員のCOTやTOT(いずれも、生命保険や金融業の営業職のうち、成績優秀者だけが入ることのできる世界的な組織です)の会員になった人材も輩出しており、生命保険営業職を育成するプロフェッショナルです。

営業職として独立する前に考えるべきこと。自分は何がしたいのか?

社会人として生活している以上、稼ぐこと、稼げることは当たり前に大切です。それ以上に、長くその仕事を続けていくうえでは、やり甲斐や使命感を感じられることが大事になります。独立したら、そういった想いを持ち続ける働き方ができるでしょうか?

また、独立すると就業時間も休日もすべて自分の責任で取らなければいけません。その働き方をすることで、自分の実現したいライフスタイルやライフプランを実現できるかもきちんと考えたいところです。休みが取れずに疲れを回復できず、仕事のパフォーマンスが高められないようなことがあっては、自分もお客様も不幸です。

独立しなくちゃできないこと、会社員だからできること、それぞれのメリット

独立とは、すべて自分の裁量と責任で動けるようになることです。
会社が決めるノルマがなくなり、お客様のお役に立てる商品・サービスだけを選んで扱うことだってできるようになります。
独立はすべてが自己責任になることでもあるためリスクにもなり得ますが、がんばり次第で場数を踏んで成長できれば、実力で好きなだけ稼ぐことができるようになります。

会社員だからできることは、会社のリソースを活用することです。会社に所属していることによる信用もあります。これらは独立すると無くなってしまいます。
どんな会社でも、それなりのリソースを持っているものです。会社の中で主体的に働いて信頼を勝ち得れば、ある程度の裁量を持たせてもらえるはずです。結果、個人ではまかないきれないそれらのリソースを駆使して大きなビジネスに挑戦することもできます。

独立した営業職の生活スタイルは?先輩営業職の働き方を知ろう

ある方の例をコメント付きで紹介します。

朝4時半~5時起き
「通勤時間を気にせず朝ランニングができます」

(走らない日は)朝6時くらいから仕事
「脳がフレッシュでエネルギーが満ちている午前中に、重い作業に集中して取り組むようにしています。私は、夜は接待や会食などほぼやらないので、帰宅ラッシュが始まる前に早く帰って家族とのんびり過ごしています」

早寝早起きで常にコンディションが良い
「仕事中に、気分転換のため昼間小一時間ほどジムで筋トレや水泳をしていることもあります。仕事が安定してくると週休3日なども可能です」

好きな時に休みを取れる
「子どもの突然の体調不良などに対応しやすいです。長期休暇や家族旅行も好きなタイミングで取れるため、繁忙期で料金が高い時を避けられます」

「逆に生活が乱れるとだいたい仕事の成果も出にくくなるので注意が必要です。ベストコンディションを保って仕事ができるように、普段から自分を律せられる人が独立してもうまくいくと思います」

営業として独立するなら、開業資金はいくら必要?

営業の内容によって最初に必要なものが変わってくるため、一概には言えません。
最も身軽な例で言えば、「名刺」「手帳」「スマートフォン」「ノートパソコン」など、会社勤めと変わらない装備で独立することもできます。
月々の経費は、数万円でもレンタルオフィスが借りられるほか、移動交通費と贈答品費や通信費、接待交際費程度で活動している方もいます。

ホームページや販促品などは、余裕が出てから外注して立派な物を作ればよく、最初は自前で安く済ませても問題ないはずです。コストをかけずに固定費を抑えてスタートして、成果に応じて徐々に設備や販促品を充実させればいいのです。小さく生んで大きく育てるほうが夢があります。

ただし人脈を開拓するためのコストは出し惜しみしないことが、長期的に見てビジネスを大きく育てる秘訣です。

営業は独立した方が高収入?どれくらい稼げるものなのか

実力次第です。
独立後半年で収入4万円という人もいれば、年収がいきなり3,000万円以上になった人もいます。営業は実力次第の世界です。同じ研修を受けて同じ商品を扱っても、人によって大変な差が生まれます。

退職時、お世話になった方への挨拶まわりで伝えておくべきこと

辞め方次第で独立後の流れがだいぶ変わるので、立つ鳥跡を濁さずで、時間をかけて根回しすることが大事です。退職前に取引先に紹介依頼をかけておき、独立後の仕事に繋がりそうな法人を多数紹介してもらっていた方もいます。前職からの紹介や、前職時代の取引先、そこからの紹介だけで独立後の受注の半数以上を確保し、ロケットスタートに成功した人もいます。

独立後の情報発信方法は?

インターネットを介してSNSやホームページなど便利なものが無料や低コストで使える時代です。多くの人がそうしたツールで情報発信をしています。だからこそ、独立したてのころは、膝を突き合わせて情報を伝えることが何より重要になります。電話やメールでアポを取って、直接お客様に会ってください。

こうして信頼を確保し、ある程度案件が増えてキャッシュが回ってきてから、資金を投下して綺麗なホームページを作ったり広告媒体等への掲載などを始めればいいでしょう。とはいえ、考えて情報発信をしないとすぐに資金は底を尽きます。最もお付き合いをしたいお客様がどの媒体を見るかを分析して、選択と集中をすることが必要です。何でもやれば良いわけではありません。

また、WEB媒体の活用において、SEO対策などは重要ですが緊急性は無いので、業者から独立直後にかけられた営業に乗らないよう気を付けてください。

営業一本でやるべき?副業は必要か?

軌道に乗るまでは営業一本に集中特化したほうがいいでしょう。

そのためにも自分の軸となる活動は決めておいたほうが良いです。営業は、個人向けか、法人向けか、法人向けでもどこの業種向けなのか、同じ業種向けでも扱う商材の種類はなんなのか、などにより求められる知識やノウハウが異なることがあります。だから自分の軸を持つことが大事です。

軸が無い時に他のことに色々手を出しても結局はどれも先細りしていくだけで、上手くいくものはないでしょう。一番手の活動がうまくいかないタイミングでやってきた美味しい話に食いついて怪しい副業に手を出すことだけは避けたいところです。

営業力だけで絶対に食いっぱぐれない自信が持てるまでは徹底的に営業に打ち込むのです。軌道に乗ったら似たような領域で横展開したり、稼いだ資金を基にストックビジネスを始めるのはアリだと思います。自分自身の工数を使うビジネスは増やさないほうが良いです。

外部の協力者や協業を考えるタイミングは?

外部との協業の考え方は「1+1が3以上のシナジーを生めそうな相手と組む」です。

相乗効果が生める相手がいるなら、最初から協業していったほうが良いと思います。
完全に相手に乗っかるだけの協業ならやめたほうが良いです。
逆にこちらに乗っかってこようとするだけの相手なら組まないほうが良いです。

こちらから案件を投げられる状態になると外部キーマンが増えていきます。成果を出して、外部に投げられるほど案件を増やせるくらいまで自分の力をつけたいところです。

独立して失敗する人、成功する人の分かれ道とは

失敗するのは、自分をコントロールできない人や、怠惰な生活を送る人です。
成功するのは、自分自身の感情や生活スタイル、決断をコントロールできる人や、自分を律することができる人です。

独立して自由になることは、自己責任と背中合わせです。自分をコントロールできる意志力が無いと身を滅ぼします。究極の味方は自分自身、究極の敵もまた自分自身、なのです。 

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