自宅マンションで男性社員に囲まれて創業期を乗り切った女性営業職の話。

自宅マンションで男性社員に囲まれて創業期を乗り切った女性営業職の話。
LINEで送る
Pocket

原 紀子(はら のりこ)さん
1990年生まれ。大学卒業後の新卒期に営業支援サービスを提供する企業に入社しました。大学卒業前から内定者インターンとして勤務していました。内定者インターン時代と新卒期1年間勤務した後、勤務先の同僚とともに独立しました。現在は、従業員数30名未満のIT・クリエイティブ系企業に特化して営業支援サービスを提供する株式会社レイゼクスの取締役。元気いっぱいでお客さんに愛される営業職です。

原さんは営業支援会社の役員をしている。
創業メンバーとして立ち上げの時からいる。
会社を創業した時の話などを聞かせてもらった。

勤務先は営業支援の会社です

「弊社は、IT/クリエイティブ業界の30名未満の企業に特化した営業支援サービスを展開しています。取締役にはなってますが、営業としての仕事がメインですね。売上を上げていくという役割です」
会社のこととご自身の業務内容のことを実に端的に説明してくれた。

「アウトバウンドがメインで、電話を使った営業支援をしています」
電話は使うが、テレアポ代行の会社ではない。
「テレアポはしますが、アポを取った後に同行してノウハウを伝えます。営業をイチから学んでもらって自ら売れるようになってもらうようにするんです。それが他社さんとの差別化ポイントですね」
営業のノウハウをクライアントの中に落としていく。
アポ獲得からスキルトランスファーまでワンストップでおこなうというのが面白い。

原さん写真

会社は8名ほどで動いている。
「アルバイトの人がほとんどです。私のお客さんと新卒社員の子のお客さんと、社長のお客さんの売上で会社が成り立っている感じですね。いま5期目で、これまでのすべての実績が350社、すべて新規営業です」
クライアントの売上を上げていくために私たちがいるんです、と自社の役割を言ってくれた。
そのなかで原さんは稼ぎ頭なのだ。

会社を創業した経緯

原さんは前職でも営業支援の会社にいた。
「今と似たようなことをやっている会社でした」
大学生で内定をもらった時から、内定者インターンとして仕事を開始していた。
新卒で入社した。
毎日会社に泊まるくらいの熱心な仕事ぶりだった。

それでも、今の会社を創業するに至る。
「新卒だったので分からないことは色々あったんですが、会社のことで疑問に思うようなこともありましたね。最後は、今の代表と適正な価格でお客様のニーズに合わせたサービスを作ろうということで今の会社を立ち上げました」
今の会社の代表は、前職の同僚でもある。

創業は3人でした。
「1人は辞めてしまって、今は役員が代表と私の2人で、ほかに新卒の子1人が正社員でいます」

原さん写真

創業直後の壮絶な思い出

「一番最初に立ち上げたばかりのときは、私の自宅マンションのめっちゃ狭い部屋で始めたんですよ」
原さん23歳の時だ。
テーブルを3つ並べた。
コピー機も大きいものをドンと置いた。
布団がコピー機と重なってペロンとめくれるくらいの狭さだった。
「そういう環境で、仕事も寝ることもという生活を最初の数か月してました」
壮絶な思い出だ。

「他の2人は男性なのに夜中の2時3時まで帰らないからストレスが凄かったですね。寝ようと思っても夜中にコピー機をバーッてやったりするので眠れないということもしょっちゅうでした。早く移転したかったです」
創業半年で無事に赤坂にオフィスを構えて移転ができた。
東京の中でもビジネスが盛んなエリアだ。
「でも、この経験があったから、だいたい何があっても大丈夫にはなりましたね」

原さん写真

苦しかった時期に力がついた

「立ち上げた当初は給料が3か月くらいなかったです。食べていくためにとりあえず何でもいいから受注するという感じでした。キャッシュがある程度回るようになってから、自分たちのやりたいことをやるようになりました」
最初は、営業支援としてアポ代行もおこなっていた。
この時期必死にやっている中でノウハウを貯めていった。
この時に貯めたノウハウをまとめたものを今サービス化して提供している。
「自分の中で一番営業能力が上がったタイミングはこの時期だったと思ってます」
苦労した時期のことが、確実に今に活きている。

▼原さんのインタビュー続編はこちら
顧客自身でも売れるようになり利益が増加した、充実の営業支援エピソード。

LINEで送る
Pocket

営業職インタビューカテゴリの最新記事