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「女性でもフリーランス営業職として活躍できる」を体現したくてフリーランスをやっています

kakutokuを活用して活躍している営業職の9割は男性ですが、お子さんを育てながらフリーランス営業職として活躍していらっしゃる方もいます。今回はkakutokuのSAとして活動されている菅原櫻子さんにお話を聴きました。結婚出産育児を経た女性が仕事でも力を発揮するヒントをたくさんいただきました。

菅原 櫻子(すがわら さくらこ)さん
特にハイエンド向けのサービス業界で接遇を学び、ベンチャー企業でtoB営業のノウハウを身につけました。結婚出産育児を経験し、「家事や育児がある女性も活躍できる」というロールモデルを示したいと考え、独立。現在はフリーランスの営業職として活動しています。平日は全力で仕事をし、週末は子どもと過ごす、一児のママ。

ライフイベントと向き合いながら仕事を続ける

大学を卒業して新卒の就職で、航空会社に入社しました。キャビンアテンダントとしてフライトをしていましたが、ここじゃない感じが強くなって、2年半で退職しました。

退職後、2社目に海外ウェディングの会社に入りました。キャビンアテンダント時代と同様に接遇の仕事であったことと、学生時代に海外経験も長かったので、語学力を活かすこともできると考えました。

ウェディングの仕事はサービス業だと思っていたのですが、提案をして良いドレス、いい演出を選んでいただいたうえでお支払いいただく金額を増やすという点は、営業の要素もある仕事でした。その経験の中で、営業の面白さを初めて体験しました。

その後、結婚をしまして、ライフイベントを重視した時期があります。その期間は契約社員として働いていました。商業施設の受付係や案内係の教育や研修、シフトの管理など、サービススキルを活かせるお仕事でした。

2年くらい契約社員で働いたあと出産を経験して、子どもが1歳くらいになった時にやっぱりバリバリ仕事をしたいと思いました。そこで入社したのが前職のベンチャー企業でした。

toB営業を身につけたベンチャー企業での経験

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転職活動の時は、自分自身の経てきたキャリアがすごく中途半端なものだという意識があり、年齢も重ねてもう最後のチャンスだろうという危機感を感じていました。とにかくバリバリ仕事をしたいという気持ちはありましたので、働かせてくださる会社さんならどこでも、というつもりで転職活動をしました。そのなかでご縁をいただいたのが保育と介護をやっている前職の会社でした。

その会社には8年間お世話になるのですが、部門の垣根を越えて本当に色々な業務をしました。保育の業務をやっている会社だったこともあり、子どもがいてもバリバリ働くのは当然という風潮があり、甘やかされないですごく色々な仕事を経験させてもらえました。フリーランスになるきっかけやスキルをいただけたのもこの会社にいた時でしたので、すごく大きな意味のあるご縁だったと思います。

会社では個人向けの営業も法人向けの営業も経験しましたが、法人営業は6年くらいしました。時代的に、働くママさんが早く会社に戻ってきてくれる、子どもが病気でも休まないということが企業の課題になっていました。その課題感に対して、自社が持っている保育や介護のリソースをカスタマイズして、クライアントのニーズに合うサービスを提案していく、コンサルティング営業に近い業務でした。

自分自身も営業の経験はあまりなく、会社にもtoB営業のノウハウはあまりないなかで手探りでスタートして、失敗も重ねながら成功事例を積み上げていきました。

女性にロールモデルを示したくてフリーランスに

会社ではそれなりのポジションを与えていただいていましたが、退職してフリーランスになりました。

女性は、結婚や妊娠出産子育てといったライフイベントで、働き方に制約が出てくることが多いですよね。本当は頑張りたいけど、正社員でフルでバリバリ残業するという働き方ができる方だけではないと思います。でも、みんなやっぱり稼ぎたいし、時給も上げたい。そういう女性を自分がロールモデルになることで増やしたいと思ってフリーランスになりました。

例えば、1日3時間、週3日しか働けない方が、直行直帰さえできれば、実は営業に向いているんじゃないかと思ったりします。でも、フリーランスの営業ってまだまだ女性では少ないうえに、女性は謙虚な方が多いので、自信も持ちづらい。こんなに働く時間が短くてもこんなに稼げるよとか、こんなところからもスタートできるよ、というところを体現したい。そんな気持ちがありました。

職業経験の中で、「できる方法を考える」マインドを培う

今の仕事にも繋がっているものを考えると、2つくらいあるかなと思います。

サービス業を経験してきたことは今の仕事にも活きていると思っています。サービス業のホスピタリティの究極はNOと言わないことだと言われています。キャビンアテンダント時代やウェディングの仕事を通じて、お客様に無理難題を言われてもNOと言わず、どうしたらお客様の注文に応えられるだろうと考えるマインドが身につきました。

もうひとつも、似たようなことかもしれませんが、自分は仕事を選ぶ立場ではなく、選んでいただけるかどうかが大事だという目線軸のようなものが培われたと思います。前職のベンチャーでの経験もそうですが、自分の仕事はここからここまでとは絶対に決められない環境でしたので、色んな業務が日々あってそれをいかにさばくかを考えて過ごしていました。そういった経験を通じて、選んでもらえる仕事をするという意識を持つようになりました。

「時間単価」にこだわって働く

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時間単価を必ず計算するようにしています。毎月の売上を自分の時間単価で割って、その月に時給換算いくらで働いたのかを計算して、記録を更新したいと思っていたりします。今月は効率が悪かったとかはすごく考えますね。この考え方を突き詰めると、お子さんがいる女性で1日2~3時間しか働けないという方でも、もしかしたら年収1,000万円を目指せるんじゃないかとか思っています。時間単価を上げればいいだけの話なので。

私は、女性は短く働かなきゃいけない時が必ずあると思うんです。家庭のことや子どものことなどがあったりしますので。そのときに、同じ時間単価で短く働くだけなら収入が減るだけになってしまうので、むしろ期待値をはるかに超えるパフォーマンスを出して短く働くということにすごくこだわっています。

子どもの行事の時や夏休みは一緒にいてあげたいなど、色々な事情を抱えている女性がいます。それを実現する方法として、夏休みが約2か月あるなら、12か月ではなく10か月で同じ金額を稼げるようにすればいい。それができれば子育てとの両立や介護との両立、趣味との両立なんかもできるだろうなって思います。そういった働き方を実現したいですね。

そのためには時間単価を上げるしかないと思っているんです。時短イコール緩く働いていると思っている人もいると思いますし、緩く働きたい人もいるとは思います。他方で、バリバリ働きたいけど時間的制限があるだけの人もいると思います。

フリーランスの新しい柔軟な働き方を体現していきたい

今後もこのまま現場に出続けるのは難しいと思っています。マネージしていくほうをメインにしていくんだろうということは何となく見えています。私自身の感覚として、同じクライアント様のところに長くお世話になるよりも途切れなくどんどん新しい案件を獲得していくほうが大事だと思っているため、必要とされるところを探しながら動いていくことをしていきたいと今は思っています。

また、正社員として働くというのも今は考えていないのでフリーランスとしての新しい形を体現できるような柔軟な働き方をしたいです。そのほかに、アイデアベースでやってみたいことがいくつかありますので、個人事業主として事業を小さく回していくチャレンジもしていきたいです。

理想としては、今の年収をさらに上げて、1年のうち6か月働いて6か月休んで、それでも12か月働くのと同じくらいの年収を稼ぐというのを目標にしています。

取材:2019年8月

▼この記事は後編に続きます
ワーママがフリーランス営業職として活躍するためにやっていること

kokoroe編集部から

バリバリ働きたいけど時間的制限があるだけの人もいる。そのような女性にロールモデルを示したくてフリーランスの営業職になった。という話が特に印象的です。結婚妊娠出産子育てというライフイベントを経験してきたからこそ、フリーランス営業職として精力的に活動されている菅原さん。その言葉と今の活動に感銘を受けました。子育てをしながらどう働くかに悩むひとりでも多くの女性に、菅原さんの声が届いてほしいと思います。

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