営業力は人間力。成果を出し続ける福山さんがいつも心に留めているコト

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営業力は人間力。成果を出し続ける福山さんがいつも心に留めているコト
 福山 敦士(ふくやま あつし)さん
1989年生まれ。株式会社レーザービームの代表取締役として、経営コンサルティング事業(BtoB)とキャリア教育事業(BtoC)を営んでいます。どちらの事業も「短期で成果を出す」ことにフォーカスしています。経営コンサルティングは短期で売り上げを作ることを主眼として営業支援を実施。キャリア教育事業は「学校で学ばないけれど社会で求められる力をつける」というコンセプトで営業スキルを学ぶ機会を作っています。

福山さんは頼もしい。
20代とは思えない貫録を垂れている。
でも、褒めるとはにかんで笑う、その笑顔はやっぱり20代だ。

一番見なきゃいけないのは自分軸

福山さんは営業の基本に忠実だ。
それをいつでも高いレベルでやり続けている。
そのことをこうやって自己評価している。

「滑舌がよくなくて、声も通らないタイプなので、言葉で説得することは得意ではない。でも自分がやるって決めたことを地道に続けることは得意。自分はそこで戦っている」
武器の見極めが巧みだ。

「これをやると決めたらそれをやる。やれることをやってその水準を高めていくんです」
決めたことをきちんとやるという、基本的だけれど継続の難しいことを継続できる能力が福山さんの凄さのひとつだ。

「尊敬するイチロー選手は、相手ピッチャーに合わせるのではなく、自分がいつも通りのスイングをできているかどうかにフォーカスしています。大事なのは自分軸なんだと思います」

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営業職向けのイベントへの登壇も多数。

“調整”ではなく”成長”を志す

福山さんは野球をやっていた。
甲子園に出場し、ベスト8に進出した実績もある。
「甲子園の出場は今でこそ人に言えますけど、自分としては黒歴史でもありました」

福山さんは試合の前の日には試合のための調整をした。
ライバルは試合のことを気にせず成長を志す練習をした。
「結果、どうなったと思います?彼の方がぐーっと成長してエースナンバーを奪われました。その経験が僕のなかで今も生きています。目の前にたとえ大事な試合があっても、調整を続けた3年間と成長を志した3年間でこんなに差がつくんだなと。今後の人生、彼みたいな成長を志す生き方をしようって」
経験をきちんと消化して生き方に取りいれていけるのも福山さんらしい。

「明日大事なアポがあっても、ちゃんと読書をする、勉強をする。ガチガチしないで成長を続けていく。本番の場所でさえ成長の環境だと思っています」
本番でしっかり成果を出せる前提がないとできないことを、当然のように言う。
「そんなことないですよ。失敗してもいい。すべては成長していればいいっていう発想です」

仕事は今日できたことがすべて。
それを当たり前に全うしながら、更に成長するということをいつも意識している。
「今日できたことが、明日もできるようになる努力をする。そのために振り返りをする。たまたま結果が出てしまうのが怖い。言葉にすることを通じて、再現性を高めるための努力が大切。それを僕は経験と呼ぶかなと思っています」

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営業職のための勉強会を毎月主宰している。

この人を出世させたい!と思った

福山さんはどんなふうにお客さんを喜ばせるんだろう。
「前職時代の話ですけど、相対していたのがある大きい会社の課長さんで、その人に満足してもらった話をしますね」

課長さんへの提案を通じて、役員や執行役員との出会いもあった。
決済者アポイントも取れる状況になった。
でも、福山さんはそうしなかった。

「その課長さんに、話を親身に聴いてもらったり、悩みも親身に聴いて関係性ができたので、この人を出世させたいなと思ったんです」
外部にいる人がそういうふうに思ってくれるのはすごく嬉しいはずだ。

「色々手を尽くした結果、すごく満足してくれて、返そうと思ってくれたみたいで、その会社さんの場合は、行けば座ってるだけでその人が色んな人を紹介してくれるようになったんです」
「去年、その課長さんもマネージャーに昇格されました」
しっかり結果も出ている。

福山さんは、どうしてそこまでその課長さんに肩入れしたんだろう。
「出会った人や悩みを打ち明けてくれた人に対して不義理はしたくないと思ったんですよ。会った人を出世させたいって思いはいつもありますけど、このときは、この人の出世が実現したら面白いなってシンプルに思えました」

面白いことを見つける嗅覚も、そう思わせるその課長さんも、すごい。
「初めてのアポって上辺の会話になりやすいんですが、その人は “ほんとにいい提案もら ってると思うんだけど、社内で通すの大変なんだよね” と本音で言ってくれたんです。提案に共感して本音を言ってくれてるならとことん協力します、って話です」
本音って、人の懐に飛び込む。

インタビュー後編はこちら > 

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